何かをやりたいけど、時間がない人への対処法?
今回読んだ本は、
「結果を出す人」の手帳の秘密です。
いつものようにブックオフを歩いていて、最近時間がないなあ。と思ってました。
ビジネス書コーナーにソレ関係の本があったので、見てみました。
適当に何冊か本をパラパラめくって、開いたページに。
『人が1日に与えられた時間は、24時間ではなく2時間』
この文句にこれは買いだと確信しました。
200円でした。
人間の脳は、8時間寝ることがベストだと言われています。
そして、フルタイムだと8時間は仕事です。
これに通勤時間や身支度の時間を考えてしまえば、普通のサラリーマンは2時間ほどしか自由時間が無くなる。という計算です。
実際のところは個人差があるでしょうが、フルタイムで仕事をしている場合、多くても一日に取れる時間は5時間ほど。
あとは、睡眠時間をどれだけ削れるか……という問題になってしまいます。
そうならないために、時間をやりくりします。
私は、眠らないとダメな人なので。
重要なのは、手帳の書き方ではなくて考え方と行動
『手帳の秘密』というタイトルなのですが、一番大切なのは考え方でした。
書いただけ、読んだだけではその通りになりません。
実践していかないと、上手くいかないんですね。当然ですが。
もちろん手帳には、びっちりと文字を埋める必要なんてないんです。
ただ単に、キレイに書いて、実際の行動では無駄を作らなければいいのです。
例えば、電車通勤の方は乗っている間に本を読むような。暇になることを予測して、時間を有効活用できるようなアイテムを持って行くわけです。
取捨選択のカギは自分自身
時間を効率的に管理するには、だらだらとやらないことが重要。
それは皆さんご存知のことかと思います。
それでもついついテレビ、漫画とかを見てしまう。
それがやりたいことならいいのですが、寄り道だったのなら厳禁です。
重要なことは、時間に関係なくじっくり行う。
それ以外は重要なもののために、手早く片付ける。
この本の著者は、手早く片付けることを『仕事』にしました。
しかし、みんなで行う仕事なので、一人が終わっても意味ありません。
他の人たちと、どのようにチームワークを発揮させるのか。そこを考えました。
いつものルーチンワークになりがちな仕事を、ちょっと工夫してみるのです。
ちょっと打算的ですが、挨拶をして仲よくなれば優先的に自分の仕事をしてもらえます。また、相手に渡すクリアファイルにこだわって、相手のモチベーションを保つことも。
工夫して仕事を定時内に終わらせて、残業をしないようにするわけです。
結果、重要なこと……家族との時間が増えます。
どんなことでも近道を見つけようとする
仕事だと、パソコンなどで定例文を良く書くかと思います。
そういう時に単語登録や短縮を設定することで、楽になります。
同じように、ここは略せると思ったところは調べてみましょう。
今の時代、たいていお金で買えます。通勤途中にでも頭をひねってみれば、なにか閃くかもしれません。
これはこうだからという考え方に縛られず、ひとつの視点で見ない。
一番の目的のための行動。
場所も、時間も。それに合わせてしまうわけです。
感想
『手帳の秘密』というタイトルなのに、手帳に関することは半分もない本です。
むしろ、会社の同僚や、取引先の相手との接し方を書いた本に思えました。
これはこの本の著者が、ある程度のタスク調整ができる立場だからだと思います。
周りとうまく連携し、短い時間すら有効活用し、積みあがっていく仕事を片付ける。そういう方面に向かうわけです。
ですので、一仕事を片付けても次々と押し寄せるような仕事だったら、この本ではどうしようもないです。
他を当たった方が良いと言うしかないかと……。
結果を出せた人は、結果が残る場所に自分で移動できたから、だと思います。
結果とは、その人にとって重視すること。
そのために、自分が持ちうるものを考える本になりました。
このブログに関する重要なお知らせです
最近ずいぶんと温かくなってきました。
なんて社交辞令は置いていきます。
本題
最近少々忙しくて一日に一冊というペースすら保てなくなって、数日ブログに触ることもできませんでした。
もし、この弱小ブログを期待してきてくださっている方がいるのでしたら、
誠に申し訳ございませんでした。
さて、ちょっと自分が過去に書いてあることを読んでみたのですが。
なんかはっきりしない内容だなーと思ってしまいます。
理由は簡単。
著作権どうこうに触れまいと、上手く書けなかったのです。
これをなんとかしようと調べてみたのですが……。
著作権って、本の表紙でもグレーゾーンだというんではありませんか。
うむむ。
そんなわけで、
読みやすく、読んだ甲斐のある面白い文章をモットーとして改めて精進します。
また、著作権にできる限り考慮した、KENZEN健全なブログを運営していきたいと思います。
具体的には
以下のルールを設けます。
・本の表紙を撮った画像は載せない
買って読んでいる、というつもりで載せていました。今度からは著作権の関係で、楽天やアマゾンなどの直リンク画像に差し替えさせていただきます。
・読んでいて、ためになるように心がける
著作権上、コピペなどは無理ですが。じっくり読んで得たものを書いていこうと思います。そして、それが読みやすく面白いものになるように心がけていきます。
・更新は不定期になる
毎日載せるぞ、となってしまうとどうしてもムラや不足が出てきます。そんなん載せるくらいなら二度読みするなどして理解を深め、面白い文章を作りたいです!!
誠に身勝手ながら、これらのルールをどうかご理解ください。
「一週間更新されない」とかはさすがにないかとは思いますが、連日更新は余裕があるとき以外はなくなるかと思います。
質より量、ではなく量より質を得ようとのたうち回っているブロガーとして
暖かい目で見ていただけたら幸いです。
最後に
今まで紹介してきた何冊かの本ですが、再録として改めて、再評価及び感想を書いていこうと思っています。
また、何かおススメの本とかありましたらコメントしていただけたら嬉しいです。在庫の本が山積みなので、反映はいつになるかですが……。広辞苑とかはやめてください。
それでは、今回お付き合いいただき、ありがとうございました。
ノシ
幻想世界11ヵ国語 ネーミング事典
昨日もだけれども、どうも最近忙しい。
本を読むことに充てる時間が少ない。とてもじゃないが、レビューする時間がない。
そんな私に、今回はぴったりな本を読んでいきましょう!!
今日の本は
幻想世界11ヵ国語
ネーミング事典
著者、ネーミング研究会
キャラクターのネーミング。
それを悩んだことのないクリエイターはいないでしょう。
私も悩んだことはあります。
適当にインターネットの命名ツール使って、あーでもないこーでもないと1時間。
結局は、それをもとに自分の感覚で名前を付けることもしばしば。
日本語名だと独特の響きがいいけれど、金髪の人間に「小次郎」とかつけるわけにもいきません。
たまにならアリですが、結局は横文字を使うしかないのですが。
……ネットだと、有名どころしか載ってない。
もうちょっと、なんか違うのがいいなあ。
そんなとき、役に立てる本かと思います。
開いてみると、どのページも単語でびっしりです。
日本語を見出しに。
英語、フランス、イタリア、ドイツ、スペイン、ポルトガル、ロシア、ラテン、ギリシア、アラビア、中国語。
すげぇ。
でもこの本の一番いいところは、
内容をしっかり読まなくてもレビューが書けるところですね。
だって辞書じゃない。
ひでぇ。
感想
値段も安いぶん、どちらかというと簡易的かもしれません。
モンスターの名前なども無いので、別に調べなければならないかと思います。
しかし、一番めんどくさい一般単語を、手ごろな価格で知れるのは嬉しいです。ネットだと、どうしても読みにくいところがありますし。
ただし、安かろう少なかろうのタイプなので、徹底的に調べたいという場合は別のネーミング事典を読んだ方が良いかと思います。
ただし、この本よりも高いとは思います。
それと、
「思っていたよりも内容が少なかった!!
これを売って、代わりに違うネーミング事典を買おう」
なんて人もいると思うので、古本屋なんかにもあるかも。ネット中古本も安かったし。
ただ、私自身これ以外のネーミング事典をちゃんと読んだことがないので。
そのうち加筆、修正するかもしれません。
総合評価
勧められる人
・値段が安いネーミング事典をお探しの方
・ネットで調べることに疲れた人
・量が多ければ使いこなせないという人
勧められない人
・既にほかのネーミング事典を持っている人
・そもそも使わないという人
・ボリューム満点の内容が読みたいという人
小説参考度、★★☆☆☆
読んで使用していかないと辞書は使えませんが、ネットで対応できるところも。
ファンタジー度、★★★☆☆
確かにファンタジーに使いそうな単語は入ってます。
お手軽度、★★★★★
中古なども含めなくても、たぶんかなり安いです。
総合評価、★★☆☆☆
人を選ぶ本です。私だと、もともとネットで調べていた人なので、これに載っていなければネットで調べてみよう。そんな程度です。
結局のところ、辞書と同じだけの厚さがあったとしても、使いこなせなきゃ意味がない。そんな風に思う方なら、下手に高い辞典に手を出さなくてもよろしいかと。
「好かれる理由、嫌われる理由」の心理学
このレビューを何人の人が見てくれるでしょうか。
だって、この本読もうとする人なんて、きっと少ないでしょうし。
そもそも私のブログ、現在PV20以下・・・・・・。(´;ω;`)
実際手に取って読んでみた私ですら、普通だったら読まないと思う。
けど、譲れない目標のため、いざ参る!!
それでは。
今回の本なのですが、こちら。
「好かれる理由、嫌われる理由」
の心理学
これは重そうなテーマだなあ。
けど、嫌われたり好かれたりする人の特徴を小説に生かせれば……。
別に私、嫌われものじゃないよ? たぶん。
ちなみにこの本の作者さん。
ネットで調べてみると格言集があるみたいです。
人生相談とかだと有名な人なのかな。
感想
結構ずっぱずっぱ言っていらっしゃる。
だから、軽い気持ちで手を出したら、ちょっと読みずらいかもしれない。
人間関係がもつれる人の大半は、自分の何が良くないかを正確に理解していないから、ちょっと鋭い言葉で諭しているんだとは思いますが。
心理学とタイトル通り、「何故その行動を起こすのか」の心理を解説しています。
バランスやふれあいの重要性。他人と比べてしまう理由。本物の愛と偽物の愛の違いなど、そこだけ聞けばなんか安っぽいイメージですが。
「他人任せにして逃げてきたような人にはエグい内容」です。目をそらさずに、じっくりと読んで、自分の頭で考えてください。
内容としては問題点を具体的に出して、どうだこうだと教えていくような感じ。実体験のところもあって、妙に現実味を帯びていました。
どうやら10代~40代向けの本のようで、読みやすく鋭い言葉が並んでいます。
嫌われる、という観点からか、自己中心的な行動に関する話も多かったです。
本の中の例ですが、他人にかまってほしいということで、物をあげる人が良くいると書いてありました。つまり、これを渡したので、お返しをしてほしい、と暗に期待しているわけです。
相手に喜ばれるものならまだ問題はなさそうですが、相手が要らないものを渡して、自己満足する人もいるようで。
実際に、作者さんは、
「命の次に大切なものだ」
と言われ、手帳などを無理矢理渡されたことがあったそうです。
・・・・・・。
うん、理解できない。
けれど、その人にとっては信頼の証みたいなもので。
自分にとって重大なものを上げたのだから、期待に応えてください。と、無意識で思っているそうです。
小説の参考にできそうなところ
嫌われる理由が分かったのならば、いい感じの敵役に当てはめることができます。
やはり、一番難しいのは自分が嫌いだと思っている存在を描写することで。
一般人に嫌われるキャラクターも難しいです。ただ書いてしまうと、薄っぺらいキャラクターになってしまうような気がします。
また、上手く調節することができれば、どんなキャラクターにもアクセントとして使用できるかと思いました。
やはり、心理学の類は応用が広いです。
総合評価
勧められる人
・タイトルを見て気になった人
・心に余裕がない人
・嫌われるキャラを作りたい人
勧められない人
・友人が多く、和気あいあいと話せる人
小説参考度、★★★☆☆
嫌なキャラは作りづらいので、参考にはなるかと。
よみやすさ、★★★★☆
よみやすいけど、その分鋭い本です。自分を省みるいい機会になるかも。
総合評価、★★★☆☆
大事なのは捉えかた、解釈です。この本は解釈さえ間違えなければほとんどの人に勧められる本だと思います。
ただ、本当に読ませたい人は、読んでくれないでしょうけど。
自分が問題だって、気付いていないものですから。
10倍読むのが速くなる速読のスキル
前回。
話を聞かない男、地図を読めない女を読みましたが。
これ一冊(約300ページ)を読むのに
4時間ほどかかってしまいました……。
読むの遅すぎる。
だから毎日更新できないんだよぅ……。
そんなわけで今回の本は
10倍読むのが速くなる、速読のスキル
斉藤英治
著書を十数冊も出している先生らしく、実績もあり、期待して買いました。
欲しい本が、運が良ければ手に入る。(要・労力、時間)
ブックオフ古本屋、万歳です。
前回の本、300ページを読むのに4時間かかったので、30分台で読めるようになるのかという淡い希望を抱きながら……。
感想
ビジネス書だった!!
内容なのですが、戦略的読書術です。
例えるのなら。
昔の戦で、相手の将軍を倒せば戦は終わる。だから将軍の首を取る作戦を……っていう内容。
で、つまりですね。
雑兵は相手にしないゼ!!
みたいな感じなんですよね。うん。
重要なところを素早く見つけ、そこに集中。
何やかんやして記憶を定着させて、その本の言いたいことをつかみ取る。
ビジネス書ですよねー。
小説を読むには向かないってことでした。
もうちょっと、私の感想を書くのであれば。
情報として、本の内容をとらえているフシがあります。
ビジネス目的だったらあんまり問題はないんですよ。一般のビジネスに、小説を書くなんてことはないんですから。けど、小説って情報じゃないと思います。情報ってあまり面白くないので。
故にこの本も、面白みはありませんでした。
まるで、教科書読んでいるような感じ。
そのぶん、読むべき個所と読まなくてもいい箇所がハッキリ分かりました。
図が多いとはいえ、200ページで1時間という驚異の上達ぶりを見せました。
ぜんぜん楽しくなかったけど。
うーん、私とは肌が合わないってことなのかな。
あと、この本を読んでいるときに、思ったことをメモ書きしたのですけど。
「レビューは色付けや見出しはしっかりやろう。
速読する人はそこを重点的に見るから。」
と、私の体験談が書いてありました。
今日からブログ書くとき気を付けないと……。
総合評価
勧められる人
・時間に追われるビジネスマン
・内容のみの記憶目的で本を読む人
勧められない人
・楽しく、ゆったりと本を読みたい人
・小説を書くために読む人
小説参考度、★☆☆☆☆
小説ってほら、全体の空気感から参考にしなきゃいけないので。
ビジネス参考度、★★★☆☆
取捨選択。トレーニングの大切さ。ビジネスライクだったら参考になりそう。
考察させてくれる度、★★★★☆
早さとは、理解とは何なのか。考えさせてくれました。
総合評価、★★☆☆☆
結局、数多く本を読むしかないのですねー。近道はないのか。私の読むスピードは、少し早くなるだけで終わりそうです。
合う合わないもありますし、何よりビジネスに洗練された方法でした。
僅かなニュアンスで表現してしまう小説の世界では、軽く見ていいところなんてないのかもしれません。
話を聞かない男、地図が読めない女
古本屋って、
読まれなくなった本を売りに出されるっていうイメージが強いんですけど、
実際行ってみると、掘り出し物って結構あります。
この本も、楽天やアマゾンで買うと720円だったりするわけですが。
今回108円で手に入りました。
これだから古本屋はやめられない……。
レビュー開始
話を聞かない男、
地図が読めない女
アラン=ピーズ+バーバラ=ピーズ/藤井留美=訳
今回は日本でベストセラーランキング49位の本です。
分かりにくいですよね。
179万部売り上げた本です。
(世界一受けたい授業、参考。)
印税(10%)で考えると720円としても……
あ、失礼。すみませんでした。
はじめに
まず初めに、必ず伝えなければならないことがあります。
この本は、性差別の本ではありません。
また、下ネタにまつわる話を面白おかしく書き立てた本でもありません。
科学的に立証し、男女は違う生き物だという事実を、
アメリカンジョークを交えて書いた本です。
分かりにくいでしょうか。
この本で伝えたいことは以下の二つです。
・男と女は脳の配線が違う。
・互いに互いのことを理解することで、いいコミュニケーションができる。
この本を参考に、上が女性向け、下が男性向けに書いたものです。
説明すると、上は感情に訴えかけるように。下はわかりやすさを追求して書いた内容になります。
(上手い下手は気にしないでください!!)
これは大ざっぱな例ですが、
男女は脳の仕組みも含めて違う生き物だ。というわけです。
この本にも書いてありますが、
「この本で挙げた証拠は、男女は生まれつき異なる行動を『しがち』だということに過ぎない。」
つまり、決めつけは良くないけど、参考にはなるということです。
決めつけるかどうかは老若男女問わず、ただの個人の偏見度合です。
人間は自分の思う通りのことのみを認める癖があります。一度、固定観念を取っ払って読まないと、どんな公正な文章も偏って受け取られます。
難しく考えないで、気楽に読んでください。
感想
この本を読んで、私は笑ってしまいました。
真面目な話をしたと思ったら下世話な話に飛んで、ちょっとアダルトな話になったと思ったら専門用語を並べ立てる。そんな中、ちょくちょく出てくるアメリカンジョークが面白いのです。
「女を必ず満足させるには
身体に触れ、賛美し、甘やかし、いいところを思いっきり褒める。肩をもみ、壊れたものは直してやる。共感し、セレナーデを奏で、お世辞を言う。支え、食べさせ、なだめすかし…………。
男を必ず満足させるには
裸で目の前に立つ。」
こんな感じのお話もちょくちょく出てきます。
「これはひどい。いい意味で」
と言えるのだったら、この本の面白さを味わうことができると思います。
こういう本が笑って読める世の中だったら、
少しは偏見や差別はなくなっているんだろうか。
ああ、この本に男脳女脳テストというものがありまして。
私は165点でした。オーバーラップ、男女ど真ん中という結果に。一応書いときますが、異性が好きです。
こういうのは、占いみたいなものだと思っていただければいいかと。
総合評価
勧められる人
・異性を理解しようとする人
・商売人
・傾向がある、の意味を正しく認識できる方
勧められない人
・読んだことをそのまま社会だと捉えてしまうような人
・自分に都合に良い解釈しかしない人
小説参考度、★★☆☆☆
異性キャラを書くときはいいかもしれないが、やりすぎは禁物。
アメリカ書籍度、★★★★★
読んでみると、明らかにアメリカっぽい感じなので、苦手な人は苦手かも。
男女公平度、★★★★☆
男も女も公平的に書かれています。どっちもどっち的な意味で。
総合評価、★★★☆☆
評価はこんなですが、あくまで小説の参考としては微妙というだけの話。私はこういう本はアリだと思います。
人間は所詮動物だ。生まれで半分は決まる。……なんて言うと反論する人が出てくるでしょうが、反論覚悟で書いた本にはそれだけの力があります。
萌える! 天使事典
昨日書いた、萌える! 悪魔事典。
「また萌えるシリーズかよ、いいぞもっとやれ。」
とか聞こえてきそうですが、別に絵で選んでいるわけではないので、あしからず。
ただ、
2ついっしょに読んだ方が良いって
言いたいだけなんだからね!!
(内容的な意味で)
イイ感じで錯乱してますねぇ。本題に入りましょう。
レビュー開始
今回読んだのはこちらの本になります。
萌える! 天使事典
TEAS事務所
前回読んだ悪魔事典の次作ですね。
今回も、萌えだけではなく中身もしっかりしていた良作です。
創作で悪魔や天使を出さないのであれば、読む機会はぐっと減ってしまうかと思うのですが。それでもストレートに読み物としても面白いです。天使悪魔だけじゃなく天国地獄など、普段の生活でもよく見かけるワードのお話なので、トリビアにもなるかと。
読んでいて一番面白かったところは、宗教の様々な表情が垣間見えるところです。
汝の隣人を愛せよ。とだけ聞くと平和的だなーと、思えそうですが。
ほかの宗教の神や天使が悪魔扱いされるのは、どの宗教でもよくある話。神の威光を否定すれば自動的に地獄行きになります。つまり脅迫ですね。
個人的に特にすごいのは四大天使、ウリエルの件。
ウリエルは公式に堕天使認定された天使です。天使を崇める天使信仰は、禁じられている偶像崇拝とみなされました。その影響もあって、ウリエルは堕天使の烙印を押されたとみられています。(諸説あります)
捉えかたはさまざまですが、創作に生かせそうな内容でした。
悪魔事典との関係性
この本を読む限り、天使と悪魔はセットです。
つまり2冊買わせてしまおうという魂胆ですね。大人ってずるい。
さらにこの二冊はブックオフに売られていたのですが、表紙のエロさのレベルからか、悪魔事典の方が200円も高かったです。エロスってすごい。
そもそも二冊に分けたのだって、ちょっと難しいところがあります。天使悪魔の関係はゾロアスター教から色々と入ってきた頃から約二千年、いろんな人が天使と悪魔の間に密接な関係性を作っていきました。
それを元に、後世の人たちがいろんな設定を書き連ねていったんでしょう。
そう考えると……言っちゃなんですが、世界最大級のファンタジー本に思えてきます。
ですが、やっぱり二冊買わないとちゃんと理解できないってのはずるい。
TEAS事務所(著者)ずるい。
感想
ファンタジーものを作るのであれば読んでおいて損はなかったです。
各宗教との確執、民と信仰、天使とは何なのか。考えるいい機会になりました。
教会とはただ毒を直したり、生き返らせる場所ではないのです。
創作の仕方によっては、火曜サスペンスのような泥沼展開を作ることすら可能だっていうわけです。あれ、この解釈何かが違う。
もちろん、男性方が大好きであろう天使キャラクターが大量です。
文字をあまり読まない人でも読みやすい内容であると思います。イラストも多いし。
ですが、絵師さんによって好みが割れてしまうと思うので、イラストをメインとするには向かないです。
創作する際天使や悪魔を出すとき。
もちろん天使って神々しくて、綺麗orかわいい。
悪魔は艶めかしく、怪しげ。
そんなイメージでも十分といえば十分なんですけど。
……それだと使い古されたネタなんですよね。
どうせ、天使や悪魔っていう属性を付けるのならば、それと関連付けた設定があった方が読んでいても楽しいです。
そういうことを思う人ならば、この本は読んで損はないかと思いました。
ただし、レジに持っていくのなら、覚悟を決めた方が良い。
総合評価
勧められる人
・翼+輪っかは俺のジャスティスという人
・天使を詳しく知りたい人
・悪魔事典も一緒に買ってもいいと思う人
天使と悪魔は密接な関係にあるので、もう一冊が気になるかもしれません。
勧められない人
・萌え絵は邪魔という人
・天使=めちゃかわいいで十分だという人
・狂信者
小説参考度、★★★★★
天使堕天使のくだりは、「信じるものから裏切られた」という話にも使えます。
宗教参考度、★★☆☆☆
あくまで一説としてお読みください。ファンタジー宗教作成の元にはなりますが。
萌え度、人それぞれ
用法容量を守って、正しくお使いください。ジト目八重歯最高。
総合評価、★★★★★
悪魔事典と合わせて読み返したくなる本です。もし、創作などで悪魔と天使を出さないのであれば、ほとんど参考できるところはありません。
しかし、ファンタジーでも宗教は良く出てきます。そんなとき、ネタのもとを出す助けになると思います。
まあ、ぶっちゃけちゃうと。全てを完璧に想像できる創造力があれば、なんも資料を読まなくてもいいんだけどね。どんな神だろう。