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ラノベ資料発掘所

本をあまり読まない筆者が、読んだ本のレビューやら考察やらを書いていくブログ

クリエイターとプレイヤーのためのファンタジー辞典

珍しく普通の本屋に行きました。

もちろんブックオフじゃないところです。中古本屋は手放された本しかないので、こういうファンタジー辞典など、参考資料になるものはマニアックなのか、少ない傾向にあるようです。

 

うちの近所では。

やっぱり地方だからなのかなー。どうなんだろう。

 

良い本をすぐに、高めの金額で買うか。(新本)

安い金で時間をかけて、掘り出し物を狙うか。(中古本)

 

……うーむ。

まあ、ネットの中古本だったら目的のものをすぐに買えるけど。

できれば本屋に行って、選んで買いたいタイプです。

 

 

 

本題に入ります

今回買った本は

「クリエイターとプレイヤーのためのファンタジー辞典」

 

 

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こういう本って2パターンあるんです。

萌え絵を前面に押し出してくるのと、説明を前面に押し出してくるの。

 

この本は後者で、説明が基本です。

情報で勝負。中身は冒頭以外、白黒印刷です。

 

ですので、ラノベ書きじゃなかったら、ちょっと読みにくい内容です。

やっぱり絵がある方が盛り上がる!! って人とか。

設定を読み込むのが好き、って人には向いてないかも。

 

逆にラノベ書きにはいい本でしょう。

実際に起きたことをメインとしているためです。

いいネタの宝庫です。

 

領主や農民は実際どのような暮らしだったのか。

傭兵とはどんなものだったのか。

そのような創作に基本なことが広く浅く書かれています。

ただ、詳しく知りたい人には物足りなさそう

 

 

細かい構成

全7章に分かれています。

 

・地理と国家

四大文明のところから中世まで、創作に便利なポイントを重視する印象です。

 

・集落と冒険

物語の舞台にしやすい場所が載っていました。控えめにですが。

 

・武装

実際にあった武器と防具がイラスト付きで紹介されています。

 

・魔術

四大元素錬金術など、有名どころは抑えられています。

 

・神と宗教

神話や宗教を一通り紹介されてます。

 

・日常生活

意外と一番ためになった章。一般人の行動ルーチンを考えるのにはいいかも。

 

・怪物と幻獣

ファンタジーの花形だけに、ちょっと物足りない感……。

 

「武装」以外は、1項目ごとに見開き1ページで説明がされてました。

 

 

感想

読み物としては物足りない!!

深く知りたいと思う項目があっても、だいたいは見開き1ページで終わります。詳しく知りたかったら自分で調べるしかないです。

どんな項目でも同じくらいの文量なので、初心者向きということでしょうか。

 

ただし、すごいと思ったところを一つ。

史実に忠実。データを文章にしたような感じ。

淡々と説明されるそれは、そのものを楽しむというよりは創作の礎となるような。

 

派手さはないのですが、それは確実に人間が歩んできた道。

 

地に足の着いた内容で、創作の地盤を現実で固めるのならば、いい下地をくれる本だと思います。広く浅くなので、深く知りたいときには使えませんが、調べるきっかけにはなります。

きっちり設定を組む、その足がかりにはなるかな……と。

 

あと。

砂漠は直射日光が辛いから薄着はしない、と、この本でも書かれているのに。

冒頭のイラストで、砂漠なのに女の子が薄着なのはなぜだろう。

オアシスで水浴びをしているからだろうか。

 

 

最終評価

勧められる人

・創作初心者

・ご都合主義になりやすい方

・現実の下地をしっかり描きたい方

 

勧められない人

・知識を持っている方

ラノベとは現実を見ないものだと考える方

・そもそもラノベに興味のない方

・可愛い萌え絵が見たい方

 

小説参考度、★★★★☆

 私はこれ読んでアイディアが燻りました。小説の発想元ネタとしてがいいのかも。

盛り上がり度、★☆☆☆☆

 徹底的に参考資料!! 派手さなど要らぬわ!!

きっかけ度、★★★★☆

 広く浅くなので何かを調べるいいきっかけになります。

 

総合評価、★★★★☆

 この本自体は盛り上がりに欠けます。ですが、現実に必要なことは書いています。小説はゲームではありません。時には現実味が必要になるでしょう。

 そんなとき、実際に起こったことを元ネタにします。その足掛かりになる本でした。

 

 蛇足。

 この本の評価は3.7くらいです。四捨五入で★4にしました。

 理由は新本でも値段が低かったためです。