特筆できる内容がなくてレビューになった……
今回は、ほぼ本のレビューになります。
内容も短いです。
ご了承ください。
事典本って難しいと思うのです。
深く書けば、種類を書けないし。
種類を書けば、深くを書けないし。
今回読んだ本は500種類の幻獣、幻想物の書かれた事典です。
値段も1000円以下で、非常に種類も多く、イラストも使われているとのことで読んでみようと思った本です。
幻想世界幻獣事典 [ 幻想世界を歩む会 ] |
まず開いて一番目を引くのはイラストの多さです。
萌え絵とかそういうのは一切なく、まじめな絵が多数でした。
縦18センチ、横13センチほどの大きさの本に、1ページで2体分。イラストと300字ほどの説明が書かれています。
採用されている幻獣はヨーロッパからエチオピアや中国まで、幅が広いです。ただし日本の妖怪等は少なかったです。
モンスター、妖精系、動物系の幻獣が多く、最後にソロモン72柱が紹介されています。
神やソロモン72柱は幻獣に入るのでしょうか……?
さて、
非常に事務的に特徴を述べたあとは、いつものように感想を書いていきます。
この幻獣(?)事典で最も残念な点があります。
圧倒的な説明不足です。
本の小ささ故か、意図しているのか。
『こういう本に出ている、こういう特徴がある。』
それ以上の説明文はあまりありません。
興味を引いたモンスターがいれば他の本で詳しく調べるからって……。
ストーリーも何もないような短さだと思いました。
読んでいっても記憶に残りにくい書き方です。もうちょっと掘り下げてくれれば、読み手に興味を持ってもらえるような気がしますが。
種類は多いし、イラストはオリジナルのようですので、多くの数を知りたい方には向いているかと思います。マイナーなものも多くて、値段も安めですし。
私の個人的な感想では、ちょっと高めでも他の方がいいのではないのかな。と思いますけど。
200円ほどで買える、古本屋という裏口もありますし。
金を取るか、質を取るかは財布の中身と情熱に相談してください。